SumUp、フィンテックの嵐を乗り切るため2億8500万ユーロの成長資金を追加調達

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SumUp、フィンテックの嵐を乗り切るため2億8500万ユーロの成長資金を追加調達

uniqorns編集チーム 2023.12.11

SumUpは、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアの約4百万の小規模事業者に決済および関連サービスを提供するフィンテック企業である。最新の成長資金調達で、SumUpは現在のフィンテック市場の変動に対応するために資金を調達した。

このスタートアップは、ドイツを起源としているが、現在はロンドンを拠点としている。SumUpは、2億8500万ユーロ(約3億700万ドル)を調達した。この資金は、ビジネスの有機的な成長を続けるために使用され、カードリーダーやその他のPOSツールに関連する金融サービスの提供、請求書、ロイヤリティ、ビジネスアカウントなどが含まれる。現在の36の地域以外にも、さらなる地域への進出も検討している。

このラウンドでは、Sixth Street Growthが主導し、Bain Capital Tech Opportunities、Fin Capital、Liquidity Groupなどの前のバッカーも参加した。SumUpはこれまでに約15億ドルを調達している。

さらに、SumUpはM&Aにも注力する予定である。特に、資金調達環境が厳しい現在の市場では、FintechスタートアップがM&Aを活発化させている。

SumUpは2022年に8億5000万ドルの評価額で調達を行ったが、2023年の最新ラウンドでは評価額が更に上昇している。
SumUpは、2022年からEBITDAベースで収益性を実現しており、年間売上高も30%以上成長している。

一方で、SumUpの顧客基盤は現在約4百万人で、2年前と同じ数字である。また、先日GrouponがSumUpの株式を4億1000万ドルで売却したことも、SumUpにとって厳しいデータポイントとなっている。

SumUpは、長い歴史と革新的なカルチャーを持ち、成長と効率性に対する綿密なアプローチで知られている。この資金調達により、SumUpは市場の変動に対応し、さらなる成長を実現することを目指している。