スイスのスタートアップ企業であるSkyCell、シリーズDラウンドにて1億1,600万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.25
スイスのスタートアップ企業であるSkyCellは、迅速かつ安全な方法で貴重な脆弱な医薬品とその成分を世界中に送るためのハードウェアとソフトウェアを開発しており、そのビジネスを拡大するために資金を調達した。このシリーズDラウンドでの資金調達は、1億1,600万ドルに達し、アジアおよび米国で事業を展開する企業との取引を増やすために使用される予定である。Tybourne Capital ManagementとCCIは合わせて5900万ドルを出資し、前年にM&G Investmentsの目的志向型のプライベートアセット戦略であるCatalystから調達した5700万ドルに加わる。このシリーズD以前にも、同社は約1億3,300万ドルを調達していた。
SkyCellは、機械学習とソフトウェアによって制御される「スマートコンテナ」を使用して、厳密な温度、湿度、振動レベルを維持することができる。また、製薬会社のために「SkyMind」というソフトウェア物流システムも開発しており、世界中で薬品を輸送している。2023年のトランチよりも高い評価額で最新の投資が行われ、SkyCellの評価額は6億3,500万ドルに達している。同社は年間約25億ドル相当の医薬品製品と成分を輸送しており、その需要はますます増している。
この資金調達により、SkyCellはその冷鎖輸送物流ビジネスを変革するためのハードウェア、ソフトウェア、ビッグデータ分析を組み合わせた包括的なシステムを開発し、世界の製薬業界の技術パートナーになることを目指している。