革新的な新薬候補を世界に届けることを目指すテンセグリティファーマ株式会社、シードラウンドにて5億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.11.14
革新的な新薬候補を世界に届けることを目指すテンセグリティファーマ株式会社は、ニュートン バイオキャピタルからの第三者割当増資によりシードラウンドにて5億円の資金調達を実施した。
同社は新薬開発における特定のボトルネックを解消するために独自のアプローチを採用している。このアプローチは、少数の構成要素で安定した構造を作る「テンセグリティ」の概念に基づいており、創薬プロジェクトにおける迅速な問題解決を実現する。
今回の資金調達により、アステラス製薬株式会社から戦略的中止品を継承し、悪液質治療薬「TSP-101」の開発を加速させる。
悪液質治療薬「TSP-101」は、がんに関連する悪液質の発症割合が高い癌種において、過剰発現する特定因子のシグナルを遮断することにより、がん由来の全身性の炎症反応を抑えることが期待されている。この薬剤は、アステラス製薬株式会社での開発中止品を継承したものであり、迅速な臨床フェーズ1/2への投入が計画されている。これにより、臨床での概念実証(POC)の迅速な取得を目指している。