老朽化した橋梁等のインフラのメンテナンスを行う株式会社トヨコー、シリーズCラウンドにて新たに4社を引受先として4.6億円の資金調達を実施

Image Credits: 株式会社トヨコー

老朽化した橋梁等のインフラのメンテナンスを行う株式会社トヨコー、シリーズCラウンドにて新たに4社を引受先として4.6億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.06.28

老朽化した橋梁等のインフラのメンテナンスを行う株式会社トヨコー(本社:静岡県富士市、代表:豊澤一晃)は新たに4社(大和ハウスグループ共創共生1号投資事業有限責任組合、マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合、九州電力株式会社、株式会社タスク)を引受先として、第三者割当増資により資金調達を実施した。各社からの出資総額4.6億円を加えた結果、シリーズCラウンド(2023年9月~2024年6月)における出資総額は14.2億円となり、目標調達額10.0億円を達成しファイナルクローズとなった。これまでの資本による累計資金調達額は、24.0億円となる。

当年度(2025年3月期)は両事業とも前年対比で大幅増収を見込むなど成長性が高まっており、2024年1月以降は連続して単月黒字化を達成するなど収益性も高まっている。本ラウンドを通じて財務健全化も大幅に高まった事で、本ラウンドの資金調達使途である「CoolLaser® G19-6000シリーズ」の応用開発等を加速していく。各社との今回提携の目的は、以下の通りである。
大和ハウスグループ共創共生1号投資事業有限責任組合は、大和ハウスグループの周辺領域の技術やサービスに投資する「シナジーファンド」として、大和ハウスグループが培った住宅・建設・不動産業としてのノウハウや、幅広い事業領域、豊富な顧客接点を通じて取得する課題、顧客ニーズを踏まえ、投資先スタートアップ事業による社会課題解決に貢献する。SOSEI事業は足元、大和ハウスグループ企業と大型案件に取り組むなど協業を強化しており、今後もSOSEIの技術を両社事業の成長に繋げていく。
マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合は、株式会社マーキュリアインベストメントが無限責任組合員を務め、株式会社日本政策投資銀行、山九株式会社、三菱倉庫株式会社、JA三井リース株式会社、株式会社マーキュリアホールディングスが有限責任組合員を務める、物流・サプライチェーンの課題解決を目指すファンドである(24年6月28日時点)。CoolLaserは橋梁(道路・鉄道)や港湾設備など社会インフラ構造物のメンテナンスを通じて、我が国の安心・安全な物流インフラの構築に寄与する。
九州電力株式会社は九州地域の電力供給を支える九電グループの中核事業会社である。中長期の企業価値向上を目指し、ESGの取組みを積極的に推進しており、「九電グループ経営ビジョン2030」及び「九電グループ カーボンニュートラルビジョン2050」で、低炭素で持続可能な社会の実現や地域・社会の課題解決を掲げ取り組んでいる。その中で、地域・社会が抱える様々な課題解決を目的としたベンチャー企業との共創にも積極的に取り組んでいる。CoolLaserはブラスト工法や剝離剤工法等と比べ、電力インフラのメンテナンス時に排出される産業廃棄物やその処理に伴い発生するCO2の大幅な削減が期待できる。これからも作業者や地球環境にやさしい工法で、これから先の九州地域の電力インフラメンテナンスに貢献していく。
株式会社タスクは、上場企業のディスクロージャー・IRに関する制作・印刷・コンサルティングを手掛ける株式会社TAKARA & COMPANYグループのコンサルティング会社であり、IPO支援、内部統制構築支援、人材流動化支援、M&A支援、PR支援、CRE支援、AIプロファイリングの7つの事業を行っている。トヨコーも資金調達支援や上場申請書類作成支援、販路拡大支援など、事業拡大に向けた数多くのサポートを同社に依頼しており、目覚ましい貢献を頂いている。同社はインドネシアやタイを始めとしたASEAN地域の財界と強いパイプを有しているため、同社との関係性強化を通じて、中長期的なASEAN地域を始めとしたCoolLaser・SOSEIの海外展開強化を図っていく。

株式会社トヨコーウェブサイト