Transfr、職業訓練のためのVRプラットフォーム、4,000万ドルを調達

Transfrは、職業訓練とキャリア開発のためのVRツールを作成するスタートアップで、本日、ABS CapitalをリードとするSeries Cラウンドで4,000万ドルを調達したことを発表した。JPMorgan Chase Impact Finance、Advisory、Lumos Capital Group、Akkadian Ventures、Spring Tide Capital、Firework Ventures、Albumも参加した。

このラウンドにより、Transfrの総調達額は9,000万ドルになり、同社はこれをTransfrの幹部チームの拡充、プラットフォームのスケールアップ、さらに幅広いスキルとシナリオをカバーする新しいトレーニングシミュレーションの作成に投資するために使用する予定である。Transfrはまた、スペイン語のトレーニングコース、特に外国語の提供を拡大し、既存のオファリングを新しいコンテンツで「向上」させる予定である。

Transfrは、バーチャルリアリティのデモと実践的なトレーニングを組み合わせ、製造業などの産業の学習者に現実的な体験を提供することを目指している。デジタルコーチによるガイド付きで、ユーザーはタスクの実行方法を学び、アクションに基づいたフィードバックを受け、パフォーマンスを評価される。

Transfrは、Rajakumar氏が「ミドルスキル」と形容する仕事に焦点を当てている。つまり、高校卒業以上の教育とトレーニングを必要とするが、4年制大学の学位よりも少ないスキルを必要とする仕事である。ミドルスキルの仕事は、米国労働市場のほぼ半分を占めているが、現在、労働者の約40%しかミドルスキルのレベルまで訓練されていないと推定されている。
しかし、VRコースは実際の職場での訓練の臨場感には及ばないのではないかと思うかもしれない。Rajakumar氏は、それらが「専門家の知見」との協議のもと作成され、高価な機器や材料、専門施設の必要性を排除していると主張している。

もちろん、Transfrは無料ではない。実際にプラットフォームを使用するために必要なヘッドセット（MetaのOculus Questヘッドセット with Oculus for Business）を取得する必要があり、顧客にはソフトウェアサービスのライセンス料金が請求される。ただし、Rajakumar氏は、実世界のスキルアッププログラムよりもはるかにアクセスしやすいと主張している。