Trustmi、支払い詐欺防止技術の拡大のために1,700万ドルを調達

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Trustmi、支払い詐欺防止技術の拡大のために1,700万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2023.07.26

Trustmiの創設者であるイスラエル出身の起業家、Shai GabayとEli Ben Nunは、2018年にサイバーセキュリティスタートアップCynetで働く中で出会った。彼らはそこで、詐欺やサイバー犯罪にますます影響を受けやすくなっている支払い転送を保護するニーズが増加していることに気づいた。

最近の調査によれば、支払い詐欺は2022年にアメリカの企業の約60%を影響を受けた。調査に回答した企業の半分以上が、今後1年間で詐欺の試みが増えると考えている。

「多くの企業はまだ支払いを確認するために手動のプロセスに頼っており、これは時間がかかるばかりでなく、エラーが発生しやすい」とGabay氏はTechCrunchにメールで語った。「さらに、企業が処理する支払いの量は膨大で、それらが銀行で処理される前に各支払いを確認することは不可能である。」

Trustmiは、既存の支払いワークフローとシステムと統合するよう設計されたプラットフォームで、過去の支払いに初期評価を行い、それを未来の支払いに適用して異常を探すことで詐欺を防止しようとしている。ベンダーやビジネスからデータをクラウドソーシングする「信頼ネットワーク」を活用するTrustmiは、顧客が支払いプロセスを完全に制御しながら、支払いセキュリティに「包括的」なアプローチを提供すると主張している。

Trustmiはまた、監査準備を自動化し、取り扱うことにより、財務報告基準を確立し、データを保護し、潜在的な侵害を監視する。プラットフォームの支払い承認ワークフローは、ユーザーがエラーや攻撃をフラグ付けできるようにし、エラーや攻撃が頻繁に発生するエリアを容易に見つけ、それらを修正するステップを踏むことができる。

Trustmiのクライアントリストには、Colgate-Palmolive、Monday.com、CNA Insuranceをはじめとする製造業、製薬業、医療業、保険業の「数十」の他の企業が含まれている。このような高プロフィールな顧客リストが投資家の目を引き、今日、シリーズAラウンドでスタートアップに1,700万ドルが投じられ、これにより総調達額は2,100万ドルに達した。