Unitary AI、動画コンテンツモデレーションへのマルチモーダルなアプローチで1,500万ドルを獲得

Image Credits:Unitary AI

Unitary AI、動画コンテンツモデレーションへのマルチモーダルなアプローチで1,500万ドルを獲得

uniqorns編集チーム 2023.10.03

Unitary AIは、ビデオコンテンツのモデレーションにおけるマルチモーダルアプローチで注目を集め、1500万ドルの資金調達を行った。このスタートアップは、ビデオという最も複雑なメディアでのコンテンツの解析を支援するために、異なるモーダリティを組み合わせた手法を使用している。Unitaryは、テキスト、音声、視覚の分析により、ビデオのニュアンスや暴力性などを理解することができる。

ヨーロッパのトップVCであるCreandumをリードインベスターとし、Paladin Capital GroupやPluralなども参加したシリーズAラウンドで1,500万ドルの資金調達を実施した。Unitaryのビジネスは順調に成長しており、今年のビデオ分類数は1日あたり600万本から2,000万本に増加し、英語以外の言語にも対応している。

Unitaryは、資金調達を活用してさらなる地域への展開と人材の採用を行う。Unitaryは評価額を公表していないが、これまでに200万ドル未満の資金調達を行い、Seedラウンドで1,000万ドル以上を調達している。

ビデオコンテンツのモデレーションは、オンラインメディアの世界で議論を巻き起こすトピックである。Unitary AIはマルチモーダルなアプローチを通じてこの課題に取り組むことで、既存のツールよりも効果的な解決策を提供している。

ソーシャルメディア企業やゲーム会社など、コンテンツのモデレーションに取り組む企業は数多く存在しているが、ビデオのような膨大なデータの解析は、AIの応用が適している領域である。Unitaryのマルチモーダルな手法は、テキストや音声、視覚の情報を組み合わせることで、より正確なコンテンツの解析を実現する。

Unitary AIは、AIを活用したコンテンツのモデレーションにおいて、革新的な手法を提供している。今回の資金調達により、さらなる成長と技術革新を加速させることができるだろう。