飲食店向けに野菜・果物などの食材を配送するベジクル株式会社、シリーズA追加ラウンドにて資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.28
飲食店向けに野菜・果物などの食材を配送するベジクル株式会社(本社:東京都大田区、代表:池田 将義)は、アグリビジネス投資育成、ウイング・キャピタル・パートナーズ、ぐるなび、みずほキャピタルを引受先とする第三者割当増資により、シリーズA追加ラウンドを実施した。これにより、累計5.2億円の資金調達となった。また、取引飲食店が累計で10,000店舗を突破した。2026年度には20,000店舗超えを目指し、全国展開を加速していく。
飲食店向け青果流通業界は全国に数千規模の中小事業者が存在しているが、コアタイムである深夜帯の人手不足や、多くのアナログ業務によって長時間労働となり、DX化の遅れが著しい状況である。その中でベジクルはいち早くオペレーションのDX化を進めたことで、多くの商品の取り扱いや生産性の高い物流オペレーションを実現した。その結果、多種多様な新鮮野菜や果物を、夜中までにスマートフォン等で注文すれば翌朝のランチの仕込み前までに配送が完了するという価値を提供している。さらに、そのノウハウを活かし、ベジクルがオンラインで青果流通業者の受注から出荷準備までの事務オペレーション等を受託し、業務負担を軽減した上で新規顧客も送客するサービス(=BPaaS・Business Process as a Service)を展開し、飲食店向け青果流通業者の業務効率化によるコスト抑制と、取引増による売上向上に貢献している。BPaaSを利用するパートナーは12社に増加している。そして累計取引数は全国で10,000店舗を突破した。
今回調達した資金を活用してBPaaSプロダクトの開発および人材採用を強化し、サービスの全国展開を加速させ、ミッションである「飲食店向け農産物流通を人×テクノロジーの力で業界の中から変革する」を実現していく。