Viome、マイクロバイオームのスタートアップ、8,650万ドルを調達、CVSと流通契約を締結
uniqorns編集チーム 2023.08.18
ベルビューに拠点を置くViomeは、マイクロバイオームを評価し、データにAIを適用して、その結果に基づいてサプリメントやその他のガイダンスを提供することでビジネスを展開している。
同社は、RNAシーケンシング技術を用いて、バイオロジカルサンプルを分析するための独占ライセンスを持っていることを主張しており、この技術は他の技術よりも少なくとも1,000倍の分析を行うことができる。
同社は、血液、便、唾液などのサンプルに基づくテスト、ビタミンサプリメント、食事に関する評価など、既存の事業を拡大するために資金調達を利用する計画である。また、口内および歯の健康に関する新しい製品ラインや、CVSとの取引などの小売パートナーシップを含め、新しい領域に進出する予定である。
この資金調達は、Khosla VenturesとBold Capitalが共同でリードし、その他の新規および既存の投資家も参加した。同社はこれまでに3回の資金調達を実施し、累計で1億7500万ドルを調達している。同社の評価額は非公開である。
同社は、RNA遺伝子発現にフォーカスしたアプローチを取っている。同社は、生物学的データを分析し、個々の顧客に対して効果的、動的、かつ関連性のある推奨事項を提供できると主張している。同社は、糖尿病、肥満、うつ病、IBS、IBDなどの慢性疾患の35以上の予測モデルを持っていると主張し、唾液を用いた早期がん検出能力についてFDAの認証を取得している。
Viomeは、VC投資を受けているマイクロバイオームのスタートアップ企業の1つであり、米国を中心に世界中の顧客にサービスを提供している。同社は、RNAシーケンシング技術を駆使して、顧客のマイクロバイオームを分析し、その情報をもとに、サプリメントや食事のアドバイスを提供することでビジネスを展開している。
同社は、2023年8月にKholsa VenturesとBold Capitalをリード投資家として、8,600万ドルを調達し、既存事業の拡大と新規事業への進出を目指すと発表した。また、CVSとの提携を結び、米国内の200店舗で同社のテストを提供することを計画している。