Volante、銀行やその他のレガシーな金融ビジネス向けの決済技術で6,600万ドルを調達

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Volante、銀行やその他のレガシーな金融ビジネス向けの決済技術で6,600万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2023.11.07

Volante Technologiesは、ビジネスが支払いなどの既存の金融サービスを近代化するための低コードクラウド支払いサービスを提供している。現在、150以上の主要な銀行や金融サービスを提供する組織によって利用されている。この企業は、第三者投資ファンドの成長ステージ部門であるSixth Street Growthを中心に、Wavecrest Growth PartnersとWells Fargo Strategic Capitalが共同で6,600万ドルの資金調達を行った。

この資金調達は、株式と一部の債務のミックスで行われた。資金調達の割合は明らかにされておらず、評価額も公表されていない。これまでにVolanteは1億1,600万ドルを調達している。
ニュージャージーに拠点を置くVolanteは、この資金を国際サービスの拡充と共に、既存の顧客リストに加えて中堅銀行にも販売するために使用する予定である。

Volanteがすでに提供しているサービスには、リアルタイムペイメント、サービスとしてのペイメント、米国のワイヤ転送、企業と銀行の統合、埋め込みプリプロセッシング(トランザクション時間の短縮)などが含まれている。

また、Volanteは大手銀行のうち7つのトップ10銀行、最大のカードネットワーク2社、およびスイスの3大銀行(巨大な銀行センター)のうち2つを顧客として持っているとTechCrunchに語った。さらに、「全米の商業預金の66%がVolanteによって支えられている」と述べている。

Volanteは現在、Citi、BNY Mellon、Goldman Sachs、チリ銀行、ウェルズファーゴ、イタリア郵便局など、多数の主要銀行や金融サービスプロバイダーを顧客に持つ。
Volanteが取り組んでいるチャンスは、チャレンジャーフィンテック企業との競争力を高めるために、既存の銀行が新しいサービスを採用しようとしていることである。クラウドベースのサービスの成長により、これらの銀行は既存のインフラにあまり手を加えずにそれを実現することができる。

Volanteは、この機会を見出し、既に多くの大企業によって構築および利用されており、その焦点はピースミールな現実に適切に合致している。大規模なプラットフォームアプローチを採るのではなく、個別のサービスと機能を提供している。