Web3ゲームスタジオ81Ravensが450万ドルの資金調達

Image Credits: 81Ravens

Web3ゲームスタジオ81Ravensが450万ドルの資金調達

uniqorns編集チーム 2024.10.31

81Ravensは、Web3ゲームスタジオであり、無料でプレイできる3対3のアリーナシューティングゲーム「Paravox」の開発に携わっている企業である。このたび、同社は450万ドルの資金を調達したと発表した。この調達は、デジタルハーツホールディングスとグリー・ベンチャーズによって主導されたものであり、Web3ゲーム会社のさらなる発展と「Paravox」のマーケティング活動を支援することを目的としている。

「Paravox」は、ソラナブロックチェーン上でのローンチを予定している。この資金調達は、ハードコアゲーマーをターゲットにしたWeb3ゲームに対する期待が依然として存在することを示している。81Ravensは2020年に設立されたシンガポールのゲーム開発会社であり、経験豊富なゲーム開発者やパブリッシャー、リーグオーガナイザーが集まっている。彼らは「Paravox」の開発において、動き、スキルの習得、戦術的な精度を組み合わせた独自のゲーム体験を提供することを目指している。

現在、「Paravox」はグローバルオープンアルファテストを実施しており、プライベートアルファ版が日本と東南アジアでリリースされた後、すでに10万回以上のダウンロードを記録している。現在、登録アカウント数は10万を超えており、これはWeb3ゲームとしては注目すべき成果である。

資金調達に加えて、81Ravensはソラナブロックチェーンに展開することを選択している。ソラナは、高速でスケーラブルなインフラストラクチャ、低い摩擦、非常に低い取引コストを提供しており、リアルタイムのゲームプレイやスムーズなオンチェイン統合を可能にするため、ゲーム開発に適していると主張している。

今年、「Paravox」は初のeスポーツイベントである「Paravox Global Rapid Tournament(PGRT)」を開催した。この大会には1億円(約652,000ドル)の賞金プールが用意され、50万人以上の視聴者を惹きつけ、23のeスポーツチームが参加した。


日本、東南アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカからのプロチームが「Paravox」と提携しており、たとえばLoudやZeta Division、Blacklist Internationalなどが名を連ねている。次回の主要なeスポーツ大会であるPCIは12月に予定されており、Loudも参加することになっている。


現在、「Paravox」は2024年末に予定されているSteamリリースに向けて、さらなる強化と改善が進められている。81Ravensの今後の展開に期待が寄せられている。


81Ravensウェブサイト