インドでRiverブランドの電動二輪車製造販売事業を手掛けるWorld of River、三井物産株式会社よりシリーズBにて資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.27
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一)は、世界最大の二輪市場であるインドでRiverブランドの電動二輪車製造販売事業を手掛けるWorld of River(本社:米国デラウェア州、共同創設者/CEO:Arvind Mani(アラビンド・マニ))へ出資参画した。今回の出資は、Riverが行う第三者割当増資によるシリーズBラウンドの資金調達に対する出資である。
インド政府が深刻な大気汚染問題への対策として積極的なEV普及政策を推進しているなか、Riverは同社グループ会社River Mobility Private Limited(所在地:インド・カルナ―タカ州ベンガル―ル)を設立し、高品質かつ優れたデザイン性の電動スクーターを提供している。同社は新たな成長が見込まれるインドの電動EV二輪市場にて、River社の電動二輪設計開発能力に加え三井物産のネットワークを活かし、インドが直面する社会課題の解決ならびにモディ首相が推進する「メイク・イン・インディア」政策(外国資本を誘致し、製造業の発展を通してインド経済のさらなる飛躍を目指す政策)にも貢献していく。また、三井物産は2008年にヤマハ発動機株式会社(ヤマハ社)傘下の二輪車製造会社インディア・ヤマハ・モーターに資本参画している。River社に2024年1月に出資したヤマハ社とも連携し、事業協力を模索していく。
三井物産は中期経営計画2026のCorporate Strategyの一つとして「サステナビリティ経営の更なる進化」を設定し、2050年の「あり姿」としてNet-zero emissionsを掲げている。本案件を通じて、モビリティ電動化を一層推進し、環境と調和した社会づくりに貢献していく。