Xyte社、あらゆるハードウェア・メーカーがサブスクリプション製品を開発できるようにするために3,000万ドルを調達
uniqorns編集チーム 2024.01.16
Xyteは、ハードウェアOEMとその販売パートナーがデバイスのためのサブスクリプションサービスを提供できるようにするイスラエルのスタートアップである。同社は3000万ドルの資金調達を行った。
この資金調達には2つのトランシェがある。インテルキャピタルをリードに、Samsung Next、S Capital、Mindset Venturesも参加した2,000万ドルのシリーズAラウンドと、ブラックロックからの1,000万ドルの債務ラインである。
Xyteは、デバイスのサブスクリプションモデルへの移行をサポートするために、この1000万ドルの債務ラインを活用する計画である。
Xyteは、2019年の設立以来、この10,000,000ドルの債務トランシェを含む、3700万ドルを調達している。Xyteプラットフォーム上で管理されているデバイスは数万台にのぼり、現在のARR(年間総収益)は100万ドルであり、今後もこの数字を3倍にする予定である。
この資金調達により、Xyteはサービスモデルを確立し、ハードウェアメーカーがデバイスとサービスを組み合わせた製品を提供できるプラットフォームを提供している。Xyteのプラットフォームを使用することで、企業はデバイスの管理と追跡を行い、顧客に提供することができる。
Xyteは、B2B市場に焦点を当てており、エンタープライズおよび中小企業が既に多くの機器リースを行っていることを活かしている。デバイスのサービスモデルを採用することで、顧客はハードウェアに多額の費用を費やす必要なく、決まった料金でデバイスを利用することができる。
Xyteの取り組みは、ハードウェアメーカーがデバイスを取り巻くサービスを提供する方向に舵を切り始めている現状にマッチしている。Xyteは、ハードウェアメーカーが製品に関連する様々なサービスを提供できるプラットフォームを提供しており、ユーザーにとっては便利な一元管理が可能となっている。
Xyteは、この資金調達により、アメリカでの事業展開を拡大する予定である。また、ユーザーのニーズに応じてデバイスとサービスを組み合わせた製品を提供することにも注力している。