デジタルホログラフィ測定の株式会社Holoway、シードラウンドにて1億円を調達

株式会社Holoway（神戸市）は、シードラウンドにてQB第二号投資事業有限責任組合（GP：QBキャピタル、NCBベンチャーキャピタル）を引受先とする1.0億円の第三者割当増資を実施した。
この増資により、長期借入・グラント等を含めた累計資金調達額は1.5億円超となる。今後、プロダクト開発と組織強化を進め、更なる成長加速を目指す。

Holowayは、科学技術振興機構（JST）の大学発新産業創出プログラム（START）の支援を受けて設立された兵庫県立大学発スタートアップである。
これまで実現しなかった"大面積"×"ワンショット"×"ナノオーダー"での精密測定を可能とする独自のデジタルホログラフィ技術を開発している。電子部品を初めとして、様々な製造シーンで微細化・大面積化ニーズが高まる中、宇宙・半導体といった先端産業の主要プレイヤーからも多くの引き合いを受けており、今回の調達資金を活用してプロダクト開発の加速を図っていく。
Holowayの測定イノベーションを通して、より良いプロダクトが世の中に生み出され、そして皆の生活が一層豊かになるという世界を目指して、同社は常にモノづくり自体へのインパクトを追求し続ける。

Holowayは、ホログラムから物体光の波面情報を正確に記録し、物体の形状・性質等を高速に再生する独自のデジタルホログラフィ技術を誇る。
イメージセンサー上の光波面そのものをデジタルデータとして捉え、波動方程式の解析解を用いた伝搬計算により物体表面上の光波面をコンピューター内で再生することで、既存の干渉計や電子顕微鏡では難しかった対象、精度、速度、シチュエーションでの測定が可能となる。
同社は、光科学と情報技術の融合に基づく新しい技術であるデジタルオプティクスを応用し、独自のデジタルホログラフィ技術でモノづくりの未来を創造していく。

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