パリのスタートアップ企業Zama、およそ4億ドルの評価額でシリーズAにて7,300万ドルを調達

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パリのスタートアップ企業Zama、およそ4億ドルの評価額でシリーズAにて7,300万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2024.03.07

パリのスタートアップZamaが、Multicoin CapitalとProtocol Labsが共同リードするシリーズAラウンドで、約4億ドルに近い評価額で7300万ドルを調達した。この資本ラウンドには他の投資家も多数参加しており、その中にはDeepMindに最初の出資を行ったエストニアのディープテック投資家であるMetaplanetも含まれている。

これは、ヨーロッパだけでなく、おそらく世界的にも最大のホモモーフィック暗号化企業の資金調達ラウンドである。
Zamaは、今後のバージョンの開発に向けた研究開発への投資を続ける予定である。また、現在の75人のエンジニアチームを拡大するためのエンジニアの採用も行う。Zamaが見るところ、早期バージョンのワークに対する2つの市場機会を活用するためである。

Zamaは、ブロックチェーントランザクションの問題や人工知能のトレーニングと使用におけるデータ交換の解決策を提供している。また、これらの作業を実行するための4つのライブラリをGitHubに公開しており、3000人以上の開発者が利用していると主張している。

これに先立ち、Zamaはプリシードラウンドとシードラウンドで800万ドルを調達し、これまでの調達総額は8100万ドルになる。最新の資金調達により、同社の評価額は3億ドルから4億ドルの上限になったとの情報がある。

Zamaのような企業は、既存のインフラストラクチャ上でホモモーフィック暗号を実行するためのアルゴリズムや技術を圧縮するために取り組んでいる。これまでのライブラリや作業には、完全ホモモーフィック暗号ライブラリ(PythonプログラムをFHE相当に変換するためのもの)、Ethereum仮想マシンとのホモモーフィック暗号を使用したエンティティの相互作用を可能にするためのライブラリが含まれている。