フィットネスジム専用AI画像解析サービスを提供する株式会社Opt FitがシリーズA累計3.3億円に

Image Credits:株式会社Opt Fit

フィットネスジム専用AI画像解析サービスを提供する株式会社Opt FitがシリーズA累計3.3億円に

uniqorns編集チーム 2024.01.10

株式会社Opt Fit(本社:愛知県名古屋市、代表取締役CEO:渡邉昂希、以下 当社)は、1stクロージングに続き、2nd-3rdクロージングを実施し、シリーズAラウンドで累計約3.3億円を調達した。

2nd-3rdクロージングでは、マネーフォワードグループの持つナレッジや外部パートナーとのネットワークを有するマネーフォワードベンチャーパートナーズ(HIRAC FUND)、アーリーステージへの多くの実績のある自然キャピタル、みずほフィナンシャルグループとの強力な連携体制を持つみずほキャピタル、東海・北陸地区の成長企業を支援する公的機関である名古屋中小企業投資育成、映像プラットフォーム領域で多くの投資実績を持つセーフィーベンチャーズを引受先としている。

なお、本クローズをもってシリーズAラウンドを完了する。
主な資金使途は、1stクロージングでの調達資金と同様、新領域への展開に向けた研究開発および販売の実施、フィットネス領域におけるさらなるシェア拡大のための、追加機能開発および営業・マーケティングの強化、事業体制強化のための採用である。

同社は、2022年1月よりフィットネスジム専用AI画像解析サービス「GYM DX(読み:ジムディーエックス)」を提供し、フィットネスジム運営の省人化、および本質的な無人運営(※1)を実現することで、店舗の売上増・コスト削減、およびフィットネス業界のDX推進に貢献してきた。ローンチから約2年半が経つ2024年1月現在、大手フィットネス企業運営の店舗を中心に1,200店舗超に導入されている。

同社では、シリーズAラウンド 1stクロージング(※2)の資金調達を皮切りに、新たな領域である製造業のうち、食品加工業の企業におけるPoC(概念実証)を行っている。当該PoCでは、同社の技術を活用することによって、「製造工場における手洗いなどの作業時間を理想の秒数に近づける」などの成果が出ている。そのことを踏まえ、同領域に向けた製品β版のローンチを2024年内で予定している。

製品のリリースにより、従来、人が管理しなければならなかった領域を、AIによって一部軽減・代替することで、人的リソースをより適切な仕事へ充当することが可能になると考えている。
同社は引き続き、創業以来培ってきた防犯カメラAI技術を活用し、フィットネス業界における本質的な無人経営の実現、および他業界における現場DXを推進する。

※1 2023年10月発表
※2 本質的な無人経営:近年、多くのフィットネス施設で「無人」での施設運営が行われるようになっているが、そのなかで、監視の目が行き届かないことを一つの要因として、「非会員が無断で入場しトレーニングを行う」「深夜の時間帯に、泥酔した会員が、休憩場所として施設を利用する」などの問題が起こっている。同社が掲げる「本質的な無人経営」は、それらの問題が解決され、誰もが安心して利用できるフィットネス施設が実現されている状態を指している。

■引受先一覧
・マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社(HIRAC FUND2号投資事業有限責任組合)
・自然キャピタル合同会社
・みずほキャピタル株式会社
・名古屋中小企業投資育成株式会社
・セーフィーベンチャーズ株式会社

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