株式会社サイト-ファクト、シリーズA第三者割当増資にて11.8億円を調達
uniqorns編集チーム 2024.04.22
日本で唯一CAR-Tの商用製造の実績を誇る株式会社サイト-ファクト(本社:神戸市、代表取締役:川真田 伸)は、第三者割当増資による資金調達を行った。
今回の資金調達では、ESG重視型グローバルベンチャーキャピタルファンドのMPower Partners GP, Limitedと、世界標準のバイオヘルスケアファンドを標榜するD3 LLC (D3バイオヘルスケアファンド) をリード投資家として、また、フォロワー投資家として、旭化成、三菱商事、神戸大学キャピタル、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルなど多くの事業法人、VCから出資を受け、資金調達額は総額11.8億円に達した。
株式会社サイト-ファクトは、細胞治療及び遺伝子治療製剤の研究、開発、製造及び販売を行っている。
同社の前身である公益財団法人 神戸医療産業都市推進機構 細胞療法研究開発センター (RDC) は、Novartis社のCAR-T細胞療法・キムリア点滴静注® の商用製造をアジアで初めて実施し、スピンアウトして2023年4月に新たに事業活動を開始した後も、富士フイルム株式会社の再生医療等製品の治験製品の製造をはじめ、最新の細胞治療の開発を支えている。
また、遺伝子・細胞領域治療開発の分野におけるグローバル・リーダーとして、これまで代表取締役・川真田 伸 氏を中心に同分野の技術開発に貢献してきた。
会社の設立後わずか1年だが、今回の資金調達はCF社の将来に対する期待値の高さの結果と自負し、遺伝子・細胞製剤を必要としている患者の大切な健康を守るため、ESGの実装を含む社内基盤の強化に取り組みながら、今回調達した資金を活用して事業を拡大していく。