Image Credits: 株式会社StapleBio
次世代型核酸医薬技術による医薬品開発に取り組む株式会社StapleBio、4.6億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.05.07
次世代型核酸医薬技術「Staple核酸」を用いた医薬品開発に取り組む株式会社StapleBio（本社：熊本市、代表取締役：谷川 清）は、既存投資家である大鵬イノベーションズ合同会社、肥銀キャピタル株式会社に加え、新たにDiamond Medino Capital株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、住商ファーマインターナショナル株式会社を引受先とした第三者割当増資により、2024年4月に総額4.6億円の資金調達を実施した。
これにより、これまでの同社の累計調達額（助成金含む）は総額7.1億円となる。
株式会社StapleBioは、日本発の次世代型核酸医薬技術 「Staple核酸」 を用いた医薬品の研究開発に取り組んでいる熊本大学発の創薬ベンチャーである。
2023年4月にはJ-Startup KYUSHUに選出されている。
従来の創薬技術とは全く異なる作用機序により、これまで治療できなかった希少疾患やパンデミック感染症等に対して迅速に治療薬を提供することが同社のミッションである。
2021年11月の創業以来、次世代型核酸医薬技術「Staple核酸」の技術検証と機能拡張に取り組んできた。
2022年10月には、経済産業省・成長型中小企業等研究開発支援事業（Go-Tech事業）に採択され、Staple核酸の自動設計を可能にするソフトウェアの開発も進行中である。
今回の資金調達により、同社は研究開発の更なる推進に注力する。
これには、研究員の増員、研究所の拡充、Staple核酸を用いた創薬プラットフォームの整備、および新たな開発パイプラインの創出が含まれる。
これらの取り組みを通じて、希少疾患等を対象とした治療薬開発を加速する。
