空き家や中古アパートの再生に取り組む株式会社ヤモリがシリーズAにて10億円の資金調達

Image Credits:株式会社ヤモリ

空き家や中古アパートの再生に取り組む株式会社ヤモリがシリーズAにて10億円の資金調達

uniqorns編集チーム 2024.02.28

株式会社ヤモリ(東京都渋谷区、代表取締役:藤澤 正太郎)は、DNX Ventures、三菱UFJ信託銀行株式会社、不動産領域に特化した米国最大のベンチャーキャピタルMetapropから、シリーズAにて総額10億円の資金調達を実施した。ヤモリは「不動産の民主化」をミッションとし、空き家や中古アパートの再生に取り組んでおり、今回の調達を活用して、三菱UFJ信託銀行と協業して日本初の空き家賃貸ファンドの組成を目指す。

この資金調達により、ヤモリは全国の中古戸建物件を購入するだけでなく、会員生徒が購入してリフォームした物件を買取り、運用管理することも可能になった。ヤモリは地方の中古物件市場において新たな投資アセットの創出と開拓を目指し、国内外の機関投資家や個人投資家を呼び込み、三菱UFJ信託銀行と協業して日本初の空き家賃貸ファンドの組成を目指す。

今後5年間で全国の地方都市エリアを中心に7,500件の中古戸建物件を取得し、運営管理していく計画である。

ヤモリは、不動産オーナーを育成し、合計50億円以上の物件を購入してきた。一般の会社員や主婦の方々向けに不動産による資産形成を支援するサービス「ヤモリの学校」と「ヤモリの家庭教師」を提供し、一般の個人投資家向けには不動産賃貸業に特化したクラウドシステム「大家のヤモリ」を無料で提供している。ヤモリは、地図と連動したポータル機能を開発し、地場の不動産会社から物件情報を集め、賃貸需要調査のデータベースを構築し、不動産事業運営の効率化を図っている。

ヤモリは、今回の資金調達により、日本の空き家問題の解決と不動産の民主化を推進していくことを目指している。