電話AI SaaSの株式会社IVRy、商工中金よりデットファイナンスにて1億円を調達
uniqorns編集チーム 2024.03.29
電話AI SaaS「IVRy(アイブリー)」を提供する株式会社IVRy(本社:東京都台東区、代表取締役/CEO:奥西 亮賀)は、株式会社商工組合中央金庫(本店:東京都中央区、代表取締役社長:関根 正裕)より、デットファイナンスにて1億円の資金調達を実施した。両社は、昨年8月に業務提携契約を締結しており、DXを通じた中小企業の業務効率化・生産性向上を目指し、電話DXに関する取り組みを全国的に推進している。
「IVRy」は月額3,500円から誰でも利用できる電話AI SaaSである。電話応答の分岐を自由に設定でき、AI自動応答やSMS返信・電話転送・アプリ転送・顧客管理(CRM)など、フロントオフィスの業務を支える機能を幅広く利用できる。現在、47都道府県、80業界以上、累計12,000以上のアカウントを発行しており、今年1月には、着電数1,500万件を突破。現在、ARR(Annual Recurring Revenue。年間経常収益)を毎年、3倍(Triple)、3倍、2倍(Double)、2倍、2倍に成長させていくモデルであるT2D3を超えるペースでの事業成長を実現している。
デットファイナンスにあたっては、商工中金によるIVRyの事業性評価が実施され、当社は企業の生産性向上に貢献すると判断された。その結果、昨年締結された業務提携契約によりIVRyの本業を支援することに加え、今回、融資契約を締結することになった。なお本件は「経営者保証に関するガイドライン」に則り、無保証の融資となる。
調達した資金は、日本全国の事業者からのサービス認知獲得と、より良いサービスの開発・提供を目的とした組織体制拡充のため、活用していく。