AI教習所株式会社、アサヒロジスティクス株式会社が新株引受により取得

Image Credits: AI教習所株式会社

AI教習所株式会社、アサヒロジスティクス株式会社が新株引受により取得

uniqorns編集チーム 2024.05.01

1,500台のトラックと2,400人超のドライバーで毎日500万人の食生活を支える物流インフラ企業、アサヒロジスティクス株式会社(埼玉県さいたま市大宮区/代表取締役社長 横塚元樹)は、2024年5月1日、AI教習所株式会社の株式を、新株引受により取得する事に合意した。

ドライバー不足が社会問題となりつつあるが、同社はすでに待遇改善など内部環境の整備を進めている。
しかしながら、若年層や未経験者がドライバーとして入社した場合、上位免許の取得が必要になるケースも多く、免許取得支援として、費用面以外でのフォロー体制が必要という課題もある。
本出資により、障壁の一つである中型・準中型免許が取得しやすくなるよう支援を行うことで、トラックドライバーを選択する際の障壁を少しでも緩和し、ドライバー不足という物流業界の課題に引き続き取り組んでいく。

AI教習所株式会社は2021年に設立された企業で、より安全な交通社会の実現を目指し、南福岡自動車学校を運営するミナミホールディングス株式会社と株式会社ティアフォーによって設立された合弁会社である。
日本の交通教育に起きている問題を解決し、世界一安全な交通社会の実現を目指し、AI教習システムの販売、関連HWのレンタル等を手掛けている。

就労人口が今後数十年にわたって減少していくことが確実な中、物流業界においても労働力の確保は重要な課題となっている。
2007年の免許制度改正により、若年層や異業種からトラックドライバーを目指す場合、入社後に中型免許などの上位免許の取得が必要なケースも多く、同社では以前より、自動車教習所での講習と、トラックドライバーとしての戦力化までの期間の関連性に注目していた。
AI講習が普及することで、迅速かつ質の高い講習が受けられるようになることを目的とし、今回の出資に至った。

同社では、自社でドライバー専用の研修施設「滑川福田センター」を保有している。
運転マナーや車両の特性・構造、プロドライバーの役割を学ぶ座学や、研修車両を使った実技研修など、同社で必要な運転スキルをイチから学ぶことができる施設で、トラックの運転経験の有無に関わらず、入社したドライバー全員がここで3泊4日の新人研修を受講する。
昨年度の新人研修受講者は500名近くに上ったが、その半数近くがトラック運転未経験のドライバーであった。
AI教習所社が所有する技術を同社の研修センターでも活用することにより、「滑川福田センター」で行う社内研修の質がより一層高まる事に対しても、期待を持っている。

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